平成18年短答式 著作権法・不正競争防止法

出典: ゼネラルプロパテント 弁理士試験Wiki

目次

[編集] 〔1〕甲田三郎は、個人で美容院を営む美容師である。甲田は、いわゆるカリスマ美容師で、需要層である女性の間では、全国的に、甲田三郎の名を知らない者はいないといわれるほどであり、彼女たちには「ダンディ甲田」とも呼ばれているし、甲田三郎も彼の美容院に「ダンディ甲田の店」と記した看板を掲げている。また、甲田が得意とする巧妙なヘアカットの手法は、従来から存在するものではあるが、近年では、世間で「甲田カット」と呼ばれるようになった。不正競争防止法上の不正競争に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。

  1. 乙川三郎という名前の美容師が、「ヘアサロン三郎」という名称で美容院を開業して営むことは、不正競争となる。
  2. 市販されているビデオテープや雑誌を見て甲田カットを習得した美容師が、彼の営む美容院において「甲田カットできます。」と書いた貼り紙を掲示することは、不正競争となる。
  3. 甲田三郎がベルトに数多くのフックを縫いつけて、くし、ブラシ、ハサミ、ペンシルなどをぶらさげているのに目をつけた服飾メーカーが、数多くのフックを縫いつけたベルトを売り出すことは、不正競争となる。
  4. 甲田三郎のもとで修行したことのある美容師が、彼が開業した美容院のチラシに「甲田三郎のもとで修行したことがある。」と表示することは、不正競争となる。
  5. 化粧品メーカーが、甲田三郎の同意を得ることなしに、女性向けのヘアスプレーに「Saburo Koda」という商品名を付けて販売することは、不正競争となる。

[編集] 解説

  1. について。
  2. について。
  3. について。
  4. について。
  5. について。
解答:5

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[編集] 〔20〕甲社が製造して販売している香水やストッキングは、その独特の香りをもって消費者の間で広く知れ渡っている。また、その香水瓶が独特の模様を有していること、及び、その香水瓶やストッキングを入れて販売している紙箱が桃の実の皮(ピーチ・スキン)のような手触りを持っていることも、消費者の間で広く知れ渡っている。もっとも、このような手触りを持つ紙箱は、数多くの紙や紙箱の製造業者により、一般的に広く市販されているし、そのような紙箱に入れて販売されている香水やストッキングは、さまざまな事業者により、多種販売されている。不正競争防止法上の不正競争に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。

  1. 乙社が、店頭で購入した甲社の香水の香りの成分を分析して、乙社の製品の開発に役立てることは、不正競争にあたる。
  2. 乙社が、甲社の香水の独特の香りをそっくり模倣した香りの香水を製造したうえで、これを販売することは、不正競争にあたる。
  3. 乙社が、甲社の香水瓶の独特の模様をそっくり模倣した模様の香水瓶に、乙社の香水を充填したうえで、これを販売することは、不正競争にあたらない。

4乙社が、ピーチ・スキンの手触りを持つ紙箱に、甲社のものとは香りも色も異なる香水を入れて販売することは、不正競争にあたる。

  1. 乙社が、甲社の香水やストッキングの独特の香りをそっくり模倣した香りのストッキングを製造したうえで、サンプルを店頭に展示して販売することは、不正競争にあたる。

[編集] 解説

  1. について。
  2. について。
  3. について。
  4. について。
  5. について。
解答:5

[編集] 〔26〕専らゲームソフトの改変にのみ用いられるメモリーカードを販売した者(以下「メモリーカードの販売業者」という。)の責任が問題となった最高裁判所の平成13年2月13日判決の説明として、次のうち、最も適切なものは、どれか。

  1. メモリーカードの販売業者は、自らメモリーカードを用いてゲームソフトの改変を行っているわけではないから、同一性保持権の侵害について法的責任を負わない、とした。
  2. メモリーカードの購入者が行う私的領域内における改変はそもそも同一性保持権の保護の対象ではないから、メモリーカードの販売業者は、同一性保持権の侵害について法的責任を負わない、とした。
  3. メモリーカードの販売業者は、メモリーカードの購入者を手足としてゲームソフトの改変を行っているから、同一性保持権を侵害する者又は侵害するおそれのある者として、差止請求権に服する、とした。
  4. メモリーカードの販売業者の行為がなければ同一性保持権侵害は生じなかったといえる以上、メモリーカードの販売業者は、メモリーカードの使用による同一性保持権の侵害を惹起(じゃっき)した者として、不法行為に基づく損害賠償責任を負う、とした。
  5. メモリーカードの販売業者は、ゲームソフトの改変を行っているわけではないが、直接的な侵害主体に準じる立場にあるので、差止請求権に服する、とした。

[編集] 解説

  1. について。
  2. について。
  3. について。
  4. について。
  5. について。
解答:4

[編集] 〔29〕食品製造会社である甲社は、食品の衛生を維持するために自主規制団体によって定められた規格を採用している。この規格は、自主規制団体が指定した検査会社が、食品製造会社の製造工程を検査して認証した場合に、自主規制団体から食品製造会社に対して、認定証が発行される仕組みになっている。検査会社である乙社は、甲社の検査を担当した。甲社は、その製造工程を秘密に管理している。また、乙社は、検査に入る前に、甲社に対して、甲社の製造工程の秘密を厳に秘密に管理する旨の約束をしている。不正競争防止法上の不正競争に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。

  1. 乙社が、甲社の検査の過程で検査員が身につけた製造工程のチェック方法を、他の食品製造会社の製造工程のチェックにも応用することは、不正競争となる。
  2. 乙社の従業員丙から、乙社による検査の過程で知った甲社の秘密の製造工程に関する情報を、甲社が秘密にしている情報であることを知って入手した丁社が、その情報を丁社の製造工程に使用することは、不正競争とはならない。
  3. 甲社から提供された製造工程に関する情報が偽りのものであることを見逃して認証をしてしまった乙社が、偽りの情報に基づいて認証してしまったことを公表することは、不正競争となる。
  4. 乙社が、乙社による検査の過程で知った甲社の秘密の製造工程に関する情報を、他の食品製造会社である丙社に対するコンサルティングに際して開示することは、不正競争となる。
  5. 乙社による検査に際して、甲社が乙社に対して製造工程に関する偽りの情報を提供して認証を受けようとしたことを知った甲社の従業員丙が、甲社の管理者の同意を得ずに、無断で乙社に製造工程に関する真実の情報を提供することは、不正競争となる。

[編集] 解説

  1. について。
  2. について。
  3. について。
  4. について。
  5. について。
解答:4

[編集] 〔32〕共同著作物に関し、次のうち、最も適切なものは、どれか。

  1. 甲、乙及び丙の3名の研究者が共同して執筆した共著論文を公表するためには、甲乙丙の3名を著作者として表示すれば、甲は、乙及び丙の同意を得る必要はない。
  2. 小説家甲が執筆した小説の映画化のために脚本家乙が執筆した脚本は、共同著作物を構成し、甲と乙とは共同著作物の共同著作者となる。
  3. 弁理士甲と弁護士乙とが共同執筆した論文の著作権の存続期間は、原則として、この論文の公表後50年である。
  4. 画家甲と乙とが共同して描いた絵を、画商丙が甲及び乙に無断で複製してポスターとして利用している場合において、甲は、乙と共同しなければ、丙に対して著作権侵害に基づく差止めを請求することができない。
  5. 大学生甲と乙とが趣味でゲームソフトを共同製作した場合において、甲は、当該ゲームソフトの著作権の自らの持分についてであっても、乙の同意がなければ、ゲームソフト・メーカー丙に譲渡することができない。

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[編集] 〔42〕次の①~⑤までの空欄に後記の語句群から適切な語句を選んで入れると、不正競争防止法による不正競争に対する救済についてのまとまった文章になる。①~⑤までの空欄に入れるべき語句の組み合わせとして、次のうち、最も適切なものは、どれか。

不正競争防止法は、不正競争となるべき行為を規定し、その行為を行った者に対する差止請求、損害賠償請求を認めている。差止請求では、侵害行為を組成した物の廃棄や① などを請求することができる。損害賠償の請求では、損害賠償額の推定規定があり、② 、③ 、④ に関する不正競争行為について、その侵害行為を組成した物を譲渡した場合には、その譲渡数量を基準とする損害賠償額の推定規定がある。② 、③ 、⑤ に関する不正競争行為については、刑事罰の規定もある。

  1. ①侵害行為を組成した物の引渡 ②商品等表示 ③商品の形態 ④技術上の営業秘密 ⑤原産地の表示
  2. ①侵害行為に供した設備の除却 ②ドメイン名 ③原産地の表示 ④商品の形態 ⑤営業秘密
  3. ①侵害行為を組成した物の引渡 ②商品等表示 ③商品の形態 ④営業秘密 ⑤技術上の営業秘密
  4. ①侵害行為に供した設備の除却 ②商品等表示 ③商品の形態 ④技術上の営業秘密 ⑤原産地の表示
  5. ①侵害行為を組成した物の引渡 ②商品等表示 ③ドメイン名 ④原産地の表示 ⑤商品の形態

[編集] 解説

  1. について。
  2. について。
  3. について。
  4. について。
  5. について。
解答:4

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[編集] 〔54〕次の①~⑤までの空欄に後記の語句群から適切な語句を選んで入れると、不正競争防止法と著作権法による複製を防止する技術的手段についてのまとまった文章になる。①~⑤までの空欄に入れるべき語句の組み合わせとして、次のうち、最も適切なものは、どれか。

著作権によって① 音楽CDに施されている複製を防止する技術的手段については、その技術的手段② を有する③ を販売することは、不正競争防止法によって不正競争行為とされ、その販売者に対して④ ものとされている。なお、その販売者に対しては、著作権法によって、⑤ 。

  1. ①保護されている ②に反応しない機能 ③装置 ④差止請求、損害賠償請求ができる ⑤刑事罰が課されるものとされている
  2. ①保護されているかいないかにかかわらず ②を無効化する機能のみ ③装置 ④差止請求、損害賠償請求ができ、刑事罰が課される ⑤差止請求はできないが、刑事罰が課されるものとされている
  3. ①保護されている ②を無効化する機能のみ ③装置やプログラムの記録媒体 ④差止請求、損害賠償請求ができる ⑤刑事罰が課されるものとされている
  4. ①保護されているかいないかにかかわらず ②に反応しない機能 ③装置 ④刑事罰が課される ⑤刑事罰が課されていない
  5. ①保護されている ②を無効化する機能のみ ③装置やプログラムの記録媒体 ④刑事罰が課される ⑤差止請求、損害賠償請求ができるものとされている

[編集] 解説

  1. について。
  2. について。
  3. について。
  4. について。
  5. について。
解答:3

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